こんにちは!小牧市、機械工具屋さんの中嶋商会です。
DIYからプロの現場まで、様々な場面で活躍する電動ドリル。
しかし、どんな素材に穴を開けるかによって、使うべきドリルビットは大きく異なります。
今回は素材別に最適なドリルビットの選び方と、そのポイントをご紹介します💁♀️
1. 木材に穴を開ける場合
木材に穴を開ける際は、切りくずをスムーズに排出できる形状のドリルビットを選びましょう。
木工用ドリルビット(鉄工用も可)
・先端が尖っており、正確な位置に穴を開けやすいのが特徴です。DIYで最もよく使われます。
竹用ドリルビット
・竹は繊維が硬く、割れやすい素材です。
専用のドリルビットは、竹の繊維をきれいに切断し、割れを防ぐよう設計されています。
【ポイント】
木材は柔らかい素材なので、回転数を上げすぎると摩擦熱で焦げ付くことがあります。
特に硬い木材の場合は、ゆっくりと回転させて、少しずつ穴を開けるのがおすすめです。
2. 金属に穴を開ける場合
金属への穴あけには、高い硬度を持つドリルビットが必要です。
HSS(ハイス鋼)ドリルビット
・最も一般的な金属用ドリルビットで、鉄、アルミ、銅など、幅広い金属に対応できます。
コバルトハイス鋼ドリルビット
・ステンレスなどの硬い金属に穴を開けるのに適しています。HSSよりも耐熱性・耐摩耗性に優れています。
【ポイント】
金属への穴あけは、高熱が発生しやすいです。
金属用切削油を使うことで摩擦熱を抑え、作業をスムーズに進められます。
3. コンクリートや石材に穴を開ける場合
コンクリートや石材には、非常に硬い素材でできたドリルビットを使用します。
超硬ドリルビット
・先端に超硬合金がろう付けされており、
コンクリート、レンガ、モルタルなど、硬い建材の穴あけに適しています。
SDSドリルビット
・ハンマードリル専用のドリルビットです。
ハンマードリルの強力な打撃を効率よく伝えることができ、より速く、楽に穴を開けられます。
【ポイント】
コンクリートへの穴あけは、必ず振動モードのある電動ドリルを使いましょう。
まとめ
木材:木工用ドリルビット、または竹用ドリルビット
金属:HSS、またはコバルトハイス鋼ドリルビット
コンクリート:超硬ドリルビット、またはSDSドリルビット
ドリルビットは、素材に合ったものを選ぶことで作業効率が上がり、仕上がりも美しくなります。
「どのドリルビットを選べばいいか分からない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様の用途に最適な一本を、専門的な視点からご提案させていただきます。